隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ 98話


※ 隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※

※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※


←前話

次話→


=====

 貴女の全てを見つめたくて。

=====

 ~ 湯にのぼせて 98 ~

=====

「手、全然ちから入ってないですけど、そんなに気持ちイイんですか?」

 わざと、煽るような、揶揄うような言い方を愛羽さんにぶつける。それで彼女の羞恥心がざわつけばいい。
 恥ずかしい姿を晒しているのだと自覚して、涙を目のふちに溜めるほど、悶えてしまえばいい。

「ァッ、んんっ、や…ぁっ」

 くち、くち、と抽送にあわせて鳴るそこがどれほど濡れて、愛液を垂れ流しているのか、自覚してほしい。
 間近でこの光景を見せ付けられる私が、どれほど興奮しているのか、すこしでも伝わればいいんだ。

=====

「ねぇ、愛羽さん。気持ちいいならイイって言ってくれなきゃ、分からないですよ」

 私の声は聞こえているけれど、返事をする余裕がない。
 そんな状態なのは見ればすぐにわかるけれど、私は分からないフリをする。

 質問をぶつけた後にまた蕾に舌を伸ばし、弾くように小刻みに動かしてやると、私の前髪を掴むように彼女の手がクシャリと握られた。

「ヤッ、ぁああっ」
「ねぇ。何も言ってくれないってことは、これも気持ちよくないってことですか?」

 喘ぎ声は散々聞こえる。それこそ気持ちいいと言っているようなものだ。
 でも愛羽さんの口からハッキリとした回答を貰っていない。

 そんな言い訳を胸中で溢して、私は舌の先端を固く尖らせて蕾に押し付けた。強めの刺激に思わず腰を引いた愛羽さんからは、声にならないような喘ぎ声が漏れていたけれど、私は蕾から舌を離して、また、彼女に言う。

=====

「気持ち良くないですか?」

 ナカに入れた指は相変わらず内壁をゆっくりしたペースで擦り、圧し続けている。それに加えて蕾への愛撫をしているから、愛羽さんには喘ぐ事しかできない。彼女から余裕を奪っているのは自分だと理解していながらも、彼女の口から気持ちいいと言わせたくて、仕方ない。

「こんなにナカからとろとろに溢れ出してて、やらしいのに?」
「ひ、ンッ、あぁア…ッ」

 きゅっと締めつけられる指。

「ナカは外以上にドロドロで熱いくらいで、一本しか入れてないのに凄く締まってくるのに?」

 私の頭を押し返したい腕の動きと、私の髪を縋るように掴む動きが、なんとも言えない状態の愛羽さんの心境を表しているようだ。なんて思いながら、顔を近付ける。

=====

「こんな事してみても、まだ気持ちいいって言ってもらえないですか?」

 どうして自分は行為の最中になると、これほどに意地悪になるのか不思議だ。
 何故だか分からないけれど、大好きな愛羽さんを虐めたくて苛めたくて仕方なくなる。

 ぐちゅ、と引き抜いた指が鳴る。その指をまた奥まで押し込んで、指と入り口との境を丹念に舐めていく。それまで、舌の愛撫は蕾に集中していたためか、愛羽さんの身体の反応が随分といい。
 熱い舌が入り口を這いまわると同時に、ナカではざらつく部分の内壁を押さえつけられて、愛羽さんが逃げるように腰を引いた。

 彼女が腰を引いて逃げることは予想済み。離されてもすぐに再びヌルヌルと執拗に舐めまわす愛撫を再開させて、まだ10秒も経っていないときだった。

=====

「やっ、ああっ、ふぁっ……ァア、アッ」

 切羽詰まった声が頭上から聞こえたかと思った瞬間、愛羽さんの身体がビクンと大きく跳ねた。次いで、2度目3度目と自分の意思ではコントロール出来ないような身体の痙攣が起きる。
 まだまだ攻め立てるつもりでいた私にとっては突然で、言葉はすこし違うかもしれないが、拍子抜けするような心境だ。
 愛羽さんが絶頂を迎えている光景を目を丸くして、見惚れた。

=====

 絶頂を迎えたとき、愛羽さんは息を詰めて、身体を震わせ、背を反らせる。
 大体4回か5回、大きめの痙攣をやり過ごしてからやっと呼吸を再開させて、酸素を貪るように肩で息をし始める。
 その呼吸も、喘ぐ声混じりで、軽く震えているのは、絶頂の快感の余韻を帯びているからだろう。

 大好きなひとが絶頂を迎える様子に興奮しているけれど、どこか冷静な視点をもつ自分もいて、彼女の様子を見つめている。
 まるで、ひとつ残らず彼女の様子を見逃すまいとしているような、そんな目だと客観的に思う自分もいた。

=====
 


←前話

次話→


※本サイトの掲載内容の全てについて、事前の許諾なく無断で複製、複写、転載、転用、編集、改変、販売、送信、放送、配布、貸与、翻訳、変造などの二次利用を固く禁じます※


コメント

error: Content is protected !!