隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ 96話


※ 隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ は成人向け作品です ※
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※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※


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 焦らして、刻み込みたい。

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 ~ 湯にのぼせて 96 ~

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「んゃぁっ」

 まるで子猫みたいな声で、言葉で、蕾を口内に招き入れられた快感を表現する愛羽さん。彼女の言う通りにして、蕾の皮はそのまま。自然体のままだ。
 そんな状態でも蕾の下部分は核が覗いていて、そこを舌で左右に擦る。そうしながら、蕾を吸ってみせると、愛羽さんの腰がくん、と引かれた。

「動いちゃ駄目です」
「ンぁっ…だって……!」
「さっきは私がいう事聞いたんですから、今度は愛羽さんがいう事聞いてくれなきゃ不公平ですよ」

 わざわざ一度蕾を口内から解放して反論すると、口を噤む愛羽さん。
 大人しくなった腰の動きに小さく笑んで、また蕾を口内に招き入れた。

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「クッ…んンッ」

 ジュッ、と音を立ててそれを吸うと、今度は甘えた子犬みたいな声を聞かせてくれる愛羽さん。思わずそんな声をあげるくらいに感じているのに、今度は腰を引かなかった。えらい。
 蕾を吸ったまま、舌でくすぐるように撫でると、流石に刺激が強すぎたのか、太腿が私の頭を挟んでくる。

「気持ちいいですか?」

 一旦口から蕾を解放してやると、愛羽さんはこくこくと頷いた。

「じゃあ、ずっとこうしたままでいいですか?」

 その言葉に、う、と言葉を詰まらせる彼女は、たぶん、私が何を言わんとしているのかを理解しているんだろう。

「今夜はずっと、舐めてていいですか?」

 くるり、くるり、と人差し指で蕾をやさしく撫でる。このくらいの撫で方なら、どちらかと言えばマッサージ的な気持ち良さ程度だろう。まだ、セックス的な気持ち良さまでは至らない力加減だ。

「だ、だめ…」

 おずおずと、でも、はっきりと。
 彼女は私の言葉を拒否した。

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 その拒否の理由。もちろん勘付いているけれど、それを愛羽さんの口から聞かないと私の気がおさまらないし、次の段階へは行けない。

「どうしてです? 気持ちいいでしょう?」

 意地悪に問い掛けている私の考えを察して、愛羽さんは責めるように私の頭をぱふぱふと太腿で強めに挟む。
 柔らかくてすべすべの脚でむぎゅっとされても、ただ気持ちいいだけなんだけど。

「あ、の……きもち、いいけど……」
「けど?」

 円を描くように蕾を撫でていた人差し指が、今度は上下にそれを弾くような動きにとって変わる。
 こうなると、さっきまでのマッサージとは違って、セックス的な気持ち良さに変化する。
 現に、愛羽さんの口からは吐息と共に小さく、喘ぎ声が混じって零れている。

「ぁッ……、指が…欲しい、から」
「から?」

 さらに意地悪にも促して、ちゃんと言わなきゃ駄目だと諫めるように蕾を摘まんだ。

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「ひ、ぁっ……雀ちゃんの指…っ、いれ、て……っ」

 強すぎる快感でまた私の頭を太腿で強めに挟んだ愛羽さんに、「よくできました」と告げる。
 蕾から離れてゆっくりと下っていく指の動きを感じ取ったのか、入り口がひくりと震えて、私の笑みを誘う。

「愛羽さんのココ、やらしい」

 ジリジリとさがった指は、もう入り口のすぐ近くだ。いつでもそこへ、この指を埋め込む準備は出来ているけれど、その前に少し焦らしたい。
 揶揄うように言ったけれど、どうも私の声に余裕がない気がする。気がする、ではなくて、実際に余裕はないのだが。

「やぁ……言わない、で…っ」

 羞恥心に満ちた声が私を咎めるけれど、それにすら笑みを浮かべてしまいそうになる私はどうかしている。

「だって、愛羽さんのココがひくひくしてて、すごくえっちなんですよ。見せてあげたいくらいです」
「言わなくて、いい…っ、から……ッ」

 指先でゆっくりとなぞるその中心部。一番窪んだ所につぷん、と第一関節までが入り込む。
 愛羽さんが短く声をあげて、身体を固くした。

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 指が入る瞬間、女の人は一番、侵入物を意識する。
 それが入ってしまえば、もうそれは在るものだという認識に変わり、出し入れされたり内壁を刺激するものだと考えるだろう。
 入れられて当然の物だという認識に変わるのだ。

 だからこそ、この挿れる瞬間だけは焦らして焦らして、私の、この指が、入るのだということを、彼女の脳に刻み込ませたい。

「ねぇ、そんなに、欲しかったんですか?」

 ヒクヒクと小刻みに震える入り口に、指の第一関節まで入れては抜きを繰り返す。もちろんそこには、愛液のおかげで摩擦なんてほとんど存在しない。

「ヌルヌルすぎて、あっという間に全部はいっちゃいそうですよ?」
「ふ……っ、ぁぁっ」

 愛羽さんからしてみれば、早く全部入れてくれと言いたいところだろう。だけど彼女の口は、私の指に翻弄されて言の葉を紡ぎだせないでいる。

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 くち、くち、と小さな水音を立てて指先だけを出し入れして、そのイヤラシイ光景を飽きる事なく眺めていると、ついに、愛羽さんの手がこちらに伸びてきた。
 顔をあげて見れば、上半身を軽く起こしている。
 私は愛羽さんの脚の間に腹ばいになっている状態で、彼女がどうするのかをそのまま見つめた。

「も……むり…っ」

 はっ、はっ、と短く浅い息をしながら彼女は言った。
 伸ばしてきた手が、股の間の私の手を捕まえた。その瞬間、私は指を一旦引き抜かれるのかと予想した。
 あまりに焦らすものだから、そんなふうに意地悪するのなら、入れなくていいとでも言われてしまうと思った。

 しかし実際は。

「はやく……っ」

 ずっ、と指が彼女の中へめり込む。
 愛羽さんが、私の手を掴んで、自分の方へ引くもんだから、当然、私の指はナカへと吸い込まれていった。

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