隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ 100話


※ 隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ は成人向け作品です ※
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※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※


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 休む暇もなく。 

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 ~ 湯にのぼせて 100 ~

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 そんな私の表情を見ていた訳ではないだろうに、愛羽さんは柔らかい声音で「ありがとう」と言った。

「なんの、お礼です?」

 流石にイかせた事に対するお礼ではないんだろう。そう思って尋ねると、私の頭上で小さく笑った愛羽さんが、また私の髪を梳くようにして撫でた。

「えっちの最中でも身体のこと、そうやって気遣ってくれる優しいとこ、大好きよ」
「……ふつうでしょう……?」

 好きな人に痛い思いをさせる事がセックスじゃないだろうに。
 痛いか痛くないか。嫌か嫌じゃないか。その程度の事を尋ねることなんて容易だし、本人に聞かなきゃ分からない。

 当たり前のことにお礼を言われた方が戸惑う。

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 そんな考えが声に出ていたのか、愛羽さんは私の言葉に吹き出すように笑った。

「その感性というか、考え方は、貴重だってこと、ちゃんと自覚したほうがいいわ」
「……?」

 世の中にはそこまで独りよがりなセックスが横行しているのか。そんなセックスされた時点で嫌だと言わないのには何か理由があるのだろうか。なんて思いながら、私はゆっくりと秘所に顔を近付けた。

「んっ」

 絶頂を迎えたばかりの身体はやはり敏感なのだろう。短く声をあげた愛羽さんがヒクンと腰を引いた。そのせいで蕾に触れていた舌先が離れてしまったが、またすぐに舌を押し当てた。

「あっ、んぅ……ッ」

 やはり、敏感。声が上擦って、切羽詰まって、震えている。

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 そんな愛羽さんをさらに追い込むように、私は蕾を口に含んで、ちぅと吸い上げた。
 それと同時に、もうナカも慣れたころだろうと、指をゆっくり引き抜いてから、最奥までズブズブと埋め込む。

 限界まで埋め込んだ指で奥の方をコツコツとノックしてみると、キュウと締め付けられた。まるで、ノックの返事みたいだ。

「待…って……!」

 やだ。

 必死に紡いだ彼女の言葉を、心の中でそうやって拒否して、締め付けられる指に力を込めた。絡みつくような内壁から指をもう一度引き抜き、爪のところまできて、再びナカへと押し入る。
 ゆったりとしたストローク。その果てに最奥を突く。
 先程絶頂を迎えたばかりの身体では、このスピードと強さがギリギリの所だろう。だって、愛羽さんは無意識に脚が震える程に感じているから。

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 私の頬に触れている彼女の脚が、小刻みに震えている。肌が触れたり、離れたりする感触はなんともいえず気持ちいい。いや、彼女の肌はどんなふうに触れても、気持ちいいのだが。

 まぁ、その、気持ちいい彼女の脚が、私の頭を挟み込むでもなく、かといって舐めやすく脚を開いてくれるでもなく、わなわなと震えている。それをコントロールできない愛羽さんは、私の与える快感に翻弄されて、脚どころじゃないのだ。

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 奥を突かれると、やっぱり収縮するナカ。
 そんなに奥が気持ちいいのなら、と更に連続で最奥を突けば、愛羽さんの口からまるで悲鳴にも聞こえる声があがった。

 彼女自身、自分の口からでた声に驚いたのか、とっさに手で口を覆った。くぐもった呼吸音でそれを察知して、私は口に含んでいた蕾を更に吸う。

「んんんっ」

 声も、息も抑え込むけれど、我慢できない。
 くぐもって苦しそうな喘ぎ声がそう伝えてくると、腹の底にある加虐心が満たされていく。
 自分のこれを満たしたくて、彼女を愛撫している訳ではないけれど、これが満たされるとやはりうれしいというか、達成感が募るというか。

 余計、苛めたくなるというか。

 口に含んだ蕾を吸ったまま、尖らせた舌先でそれを舐め上げた。

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