※ 隣恋Ⅲ~過去 現在 未来。嫉妬~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ 過去現在未来。嫉妬 92 ~
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熱い。
そこに舌を押し当てて、一番初めに浮かんだ感想はそれだった。
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真っ赤に充血した蕾は熱を湛えていて、わたしの舌の温度よりも高い。
「ひ、んっ」
焦ったような、切羽詰まった声をあげる雀ちゃんが可愛いくて、その表情を見ていたいけれど、彼女が持ち上げていた頭を枕に落としてしまったから、わたしがいる位置からは見えなくなってしまった。
身体から力が抜けてしまう感覚はよく分かるので、無理もないと、唇の端に小さく笑みをのせた。
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だって、身体から力が抜けるということは、それだけ、気持ち良いということなのだ。
わたしが上手に愛撫できている証明にもなるし、単純に、雀ちゃんが気持ちいいと感じてくれている事は更に、嬉しかった。
「ァッ、や……ぁっ」
言葉にならない声をあげて、雀ちゃんがシーツを掴む。その手が縋ったシーツはくしゃくしゃになって、彼女の余裕の無さを表していた。
伸ばした舌で、下から上へ舐め上げただけなのに、この乱れっぷり。
女の子を気持ち良くしてあげる経験が少ないわたしで、これほど乱れてくれるのだから、雀ちゃんの感度は非常に良いのだろう。
わたしを組み敷く雀ちゃんが「愛羽さん、感度良すぎ」とか言うことがあるけれど、貴女も大概、人のことは言えない。
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蕾を舐める舌の動かし方を変えたら、それだけで彼女は、どんな反応をしてくれるだろうか。
下から上へ幾度となく舐め上げていた舌を止めて、一度口内へ戻す。
随分と愛液が溢れているそこはあの独特な甘味をわたしの舌に与えてくれた。口内で味を確かめるように舌をくねらせてから嚥下すると、ゾクゾクと湧き上がってくる悪寒のような興奮。
堪らず、吐息を荒くつけば、雀ちゃんの脚がブルリと震えた。
「あ、ごめん」
そうだ。わたしが息を吐けば当然、目の前にある秘所にかかる。
無防備な蕾はその風を受けて、ましてや、わたしの唾液に濡れた表面は、さぞ風を強く感じ取ってしまっただろう。
素直に謝罪の言葉が口を突いて出たけれど、それに返ってくる声はなく、わたしは不審に思って少し顔を上げて彼女を窺った。
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きつくシーツを握り締めたまま、はくはくと口をわなつかせる雀ちゃんがそこに居る。
開いていればきっと焦点があわない目は、瞼に覆い隠されているから、わたしがこうして彼女の顔を窺っていることさえ、知らない。
なにかいけないものを目にしてしまったような……いわば覗き見のような感覚がわたしを昂らせたのか、思わず、自制心も作動しないうちに彼女の蕾に指先で触れてしまった。
「ン! アァッ」
人差し指で蕾を押さえると、雀ちゃんはいやいやするように首を横に振る。
ああそっか、濡れてない指だとちょっと痛いかもしれない。
別段、痛がっている様子は見てとれないけれど、一応、念のために。
人差し指を咥えて濡らし、再び蕾へあてがう。
「ひ、ぁ」
ヌルリとした感触が分かったのだろうか。どこか声質が変わった雀ちゃんがパチリと目を開けた。
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「あ」
まさか目を開けるだなんて予想も出来ていなくて、こちらを見た雀ちゃんとバッチリ視線がぶつかった。
無意識にわたしの口から驚きの声が漏れたけれど、対する雀ちゃんは、声すら出ない様子だった。
「……」
「……」
お互い、無言で、数秒間。
先に行動を起こしたのは、彼女の方だった。
みるみる真っ赤に染まってゆく顔の色。
何か言いたいのだろうけれど、あまりの事に言葉が出てこない。そんな様子で口をパクパクさせる彼女の言いたいことは、よぅく分かる。
だからこそ。
わたしは逃げるように彼女の秘所に顔を埋めて、指にとって代わって、蕾を舌で愛撫し始めた。
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