※ 隣恋Ⅲ~過去 現在 未来。嫉妬~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ 過去現在未来。嫉妬 83 ~
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完全に、雀ちゃんは油断していた。
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まるで電気ショックでも受けたのかという程、ビクンと跳ねた腰を身体の下に感じて、一度口に含んだ胸の頂きを解放してあげる。
「だいじょうぶ?」
「っ、…は、い……」
「びっくりした?」
「……はい」
驚き過ぎると声があげられなくなる人はよく居るけれど、雀ちゃんもそういうタイプなのかしら。
内心首を傾げつつ、驚かせた事を謝ったわたしは再び、彼女の胸に舌を伸ばした。
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ぷっくりと硬くなったそこの周りを突き出した舌でくるくると撫でてから、その中心へ舌を近付ける。
「んっ」
声も上擦っている彼女は、わたしの口から逃げるみたいに身体をくの字に曲げようとする。ベッドに上半身を沈め込んで、なんとか愛撫から遠ざかろうとするけれど、そう上手くいく訳がない。
わたしが馬乗りになって、組み敷いているのだから。
雀ちゃんの思いも空しく、わたしの舌は確かに乳頭を捕らえた。
そのコリコリとした感触の尖りを舌先で弾いて、吸い付く。唇で挟んではちゅぅと音を立てて離すそれがクセになりそうなくらい、なにか魅惑的なものを感じる。
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「ひ、ぁっ」
直接的な刺激に、雀ちゃんの声が蕩け始めて、わたしの鼓膜はその声で痺れるような感覚に陥る。
――止まらないわ、これ……。
周りから尖りの中心へと向かう動きを何度も繰り返す舌に、翻弄されたのか、雀ちゃんの手がわたしの後頭部へと回った。
あてがわれたのは、片手だけのようで、もう片手は、シーツに縋っているのかもしれない。
雀ちゃんのそんな姿を想像しただけで、身体の芯が熱くなってくる自分は、彼女が好きで好きでたまらないらしい。
再確認するようなことでもないのに、そうして何度も彼女への恋心と下心を、頭に、胸に、刻み込んだ。
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「やっ……ぁ、あっ」
いやいやするように首を振っているようで、枕と頭が擦れる音が聞こえる。
彼女の髪質は猫っ毛だから、そんなことをしたら髪の一本一本がクシャクシャに絡まって、櫛で梳かす時に痛いだろう。
「いや? 雀ちゃん」
胸から口を離して、彼女の顔へ視線をやる。
潤んで蕩けた瞳と、半開きで荒い息を繰り返す口。さっきまでより上気した頬。それらをまとめてみる限り、嫌ではなさそうだけど。
「嫌じゃ、ないです……けど、おかしくなりそうで……」
わたしの問い掛けに微かに戻ってきた理性で、そうたどたどしく答える雀ちゃんが可愛くて仕方がない。
本当なら、おかしくなってもいいから、もっとさせて。そう言いたい。言って、気が済むまで彼女の胸に舌を這わせたい。だけど。
「ん。じゃあもうちょっと、優しくするね?」
精一杯、優しい顔を作って、微笑んだ。
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わたしの笑顔につられたように、ふにゃりと笑う雀ちゃんに、胸がきゅんとなる。
――なんなの、その、可愛い過ぎる笑顔。そんな顔、今見せられたら……っ。
滅茶苦茶にしたくなるのに。
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でも……、……優しくするって決めたんだから。
心の中で葛藤する理性と狂暴性。
軍配があがったのは、言うまでもなく、理性だ。
――やさしく。やさしく。
胸中で呪文のように繰り返しながら、雀ちゃんの胸に顔を近付ける。
今度は、さっき舐めた胸とは反対の乳房。
胸の膨らみにキスを数回落として、それからわざと幼稚に舌を動かして、まるで犬が飼い主の顔を舐める時のように、胸の頂きを舐めた。
あまり大きい快感は、抱かれる側初心者の雀ちゃんには、毒になってしまうから。
大切な貴女に、そんなものは与えられないから。
――優しく。優しく。
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