※ 隣恋Ⅲ~湯にのぼせて~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
=====
視界が白くなる。
=====
~ 湯にのぼせて 20 ~
=====
「ァアアッ……!」
わたしの身体を熱い電気が、一気に駆け抜けた。
息も一瞬止まったし、頭も真っ白になった。
そのくらいの衝撃が彼女の指の挿入だけで起きるだなんて、媚薬でも盛られたのかと勘ぐってしまいそうだった。
=====
……はっ、はっ、はぁっ……はぁ……っ。
乱れきった呼吸が落ち着くまで、じっとして指を動かさないで、わたしを見下ろしてくれていた雀ちゃんに、瞳を向ける。
「……深すぎる……」
ほんとに、一番奥まで一気に入れるだなんて。
まぁ、今日はもうすでに1回していたから、ナカが慣れていて大丈夫だと踏んでやったんだろうけれど、かなりの快感衝撃だった。
不平を漏らすように言ってやると、雀ちゃんは一度、遅めの瞬きをすると、目元を緩めた。
「痛かったですか?」
「ううん」
「じゃあ、問題ないじゃないですか」
それは……そうだけど……。
あんなの毎度やられてたら身体がもたない。ここはちゃんと、注意しなきゃ…と思った矢先。
ナカで指が折られて、お腹側をコツコツとノックされた。
=====
「やっ、ぁっ」
「ここも、愛羽さん弱いですもんね」
「言わなくていっ……あぁんっ」
嬉しそうに見下ろしながら何度も壁をノックする雀ちゃん。
彼女は簡単にわたしのいいところを当てるけれど、そんなにわたしは分かりやすい身体なんだろうか。
雀ちゃんの指が動けば動くほど、気持ちいいし、頭がおかしくなる。
「だめっ、ぁ…やぁっ」
どうしよう。
いつもより、気持ちいい。
戸惑う心が生まれるほどに、雀ちゃんの指が、気持ちいい。
たぶん、痛いくらいに彼女の指を締め付けているし、実際、自分の子宮がキュンキュン締まって、長時間され続けたら、お腹が痛くなりそうだった。
そのくらい、快感が駆け抜ける身体。
=====
意味を成さない、言葉にもなっていない声が、次々と口から零れる。
いつの間にか閉じていた瞼の向こうで、雀ちゃんが言う。
「愛羽さん、声、抑えて」
咄嗟に、枕に縋りついていた両手で口を押さえるけれど、くぐもった声は、洩れ続けた。
だって、彼女が攻める手を止めないのだ。
「家じゃないから、たくさん喘がせてあげれない」
目を開ければ、困ったように笑い掛ける雀ちゃんがいるけれど、その指は内壁を押すようにして突いてくる。
確実に気持ちいいポイントを突くその指のせいで、わたしの口からはやっぱり、声がでる。
=====
雀ちゃんの部屋は角部屋で、その隣がわたしの部屋。
だから、雀ちゃんの部屋でのえっちは、音とか声とか気にしなくていいんだけど、ここは違う。
そう言いたいのは、理解できた。理解できたんだけれど、その勢いを緩めない指は一体何を考えているのか。
声を抑えてと言うくらいなら、指の動きを抑えてほしい。
「ひ、ぁっ、んんっ、ぅ……くぅっ……」
我慢しようにも、出来ない。
それに、早くも、きそう。
もう、いつでもイケそうなくらい、腰の奥に、快感が蓄積されている。
=====
口を手で抑えたことで、外気も吸うけど呼気を吸う比率があがる。
薄まる酸素に、頭が若干やられてきている。
このままじゃ酸欠に……なんて考えたとき、雀ちゃんがわたしの胸の頂きを口に含んだ。
「んっぁ、ァッ、や、やだっ」
ナカと、胸。
さらに、彼女が親指を使って蕾を擦ってきて、頭が、痺れた。
やだ、と繰り返しながら、せりあがってくる”あの感覚”に、首を振る。
まだ、指を入れてから5分も経ってない。なのに、イクだなんて速過ぎる。
でも。
「やっ、やぁっ、だめ、だめいっちゃう……!」
身体中が熱い。
でも、更に熱いのが、腰の奥。
集中した熱をさらに過熱するように、雀ちゃんの指が壁を突き、蕾を押しつけ、舌が尖りに絡みついた。
「ンッ、アアアッ……!!」
目の前が真っ白に弾けて、何も考えられなくなった。
ビクンびくん、と何度も跳ねる自分の身体はまったくコントロールも利かなくて、彼女に与えられた快感に身を任せるしかなかった。
=====
※本サイトの掲載内容の全てについて、事前の許諾なく無断で複製、複写、転載、転用、編集、改変、販売、送信、放送、配布、貸与、翻訳、変造などの二次利用を固く禁じます※
コメント