※ 隣恋Ⅲ~過去 現在 未来。嫉妬~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ 過去現在未来。嫉妬 49 ~
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「でも、脱がせてから縛った方がよかったかしら?」
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シャツをはだけさせて、タンクトップを際どい所まで引き上げた姿を見下ろして、軽口を叩いてみるけれど、内心は、見下ろしている雀ちゃんの肢体の色っぽさに、ちょっとクラクラしている。
「解きますか」
雀ちゃんの下腹の上に跨って座るわたしの目の前に、ひょいとストッキングの結び目がもちあげられる。
解くかと尋ねる彼女の声色は、解放を一秒でも早く待ち望んでいる訳ではないみたいで、わたしの軽口に軽口で応じたようだった。
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目の前に差し出された両手。
先程まで両手の指同士は絡められて、わたしの言いつけを守るべくぎゅっと握り込まれていたのだが、今は解かれて、その指達は緩く曲げられただけにとどまっている。
「んー」
解くか否か。もう結論はでているのだが、悩むような声を出しつつ、その手を眺める。
雀ちゃんの表情が、「あれ? もしかして本当に解くの?」と意外そうなものに変わってから、彼女の指にキスをする。
「解かない」
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雀ちゃんはわたしの言葉にガッカリする様子も見せずに、”やっぱり”といったように破顔する。
縛りたての頃よりもリラックスしている様子が見えて、なんだか嬉しくなった。
彼女の小指の第二関節あたりに唇をあててから、爪まですぅっと滑らせる。
「んっ」
ツルリとした爪の表面が唇に触れて、肌とは違ったその感触に興味を引かれる。
小さく声を上げた雀ちゃんの表情がすこし色っぽく変化するのを見下ろしつつ、唇を薄く開けて覗かせた舌で、彼女の爪を舐めてみた。
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人の体の表面にあるもので一番硬いもの。爪。
その感触はなんだかガラスのように滑らかで硬い。
自分の爪なんて舐める機会は今までなかったから、こんな感触だったのかと驚くと同時に、小指の小さな爪以外もこの機会に舐めてみようかしらと思う。
「っ、……ん……」
喉の奥で息を詰めて声を押し殺す雀ちゃんは、震える息を吐く。
わたしの舌がゆっくりと薬指と小指の間、谷間をぐりぐりとつつくからだ。
爪を舐めてみようと思って、爪だけ舐めるのでは芸がない。
そこはやっぱり、自分の目的を果たしつつも、どれだけ相手も楽しませてあげるかが重要になってくる。
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小指の爪から指の根元へと戻り、隣の指へとじりじりと這ってゆく舌。
人間の指は、その器用な動きを成す為にも、非常に感覚が鋭い。髪の毛一本でも触れると察知できるその感覚は、こういう時には、逆効果にもなるのだ。
薬指の第二関節をちぅと吸い上げると、吐息を漏らす雀ちゃんが可愛い。
この体勢だと、彼女の顔を見下ろしつつ、手を愛撫できるから一石二鳥だ。ちょっとクセになってしまうかもしれないくらいに、いい。
だって、こうしてわたしが抱く側になるのはどちらかと言えば珍しいし、雀ちゃんは喘ぐ声や顔を隠したがるから、こんなふうに見る事が出来るのは貴重なのだ。
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