※ 隣恋Ⅲ~急ぐ鼠は雨にあう~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ 急ぐ鼠は雨にあう 20 ~
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言われるんだろうな、と予測はしていた。
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荒かった呼吸も随分と落ち着いてきて、愛羽さんの目もしっかりしてきた。
それまでは、トロンと溶けていて、視点がすこし定まっていなかったけれど、今は恨めしげに、咎めるみたいに、私を見上げてくる。
「……見過ぎ…」
うん。言われると思ってた。
凝視と表現しても過言じゃないくらい、じーっと見下ろしていたから。
だって、彼女ときたら、世のエロさというエロさを全部詰め込んだみたいな姿で、私の腕の中に居るんだもん。
そりゃあ目と記憶に焼き付くくらい、見てしまう。釘付けだ。
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「愛羽さんが可愛いくて、えろいからですよ」
「かわいくないから」
「えろいは否定しないんですね」
いつものように言い返してくる彼女を揶揄うと、さっきまで快感に震えていた手が持ち上がって、私の頬に添えられた。
見上げてくる瞳がすこしだけ細められて、どこか挑戦的になる。
「こんなことしてるのに、わたしから色気を感じなかったら、問題じゃない?」
スル…、と頬から首、鎖骨までを指先で撫でおろされて、震えが走る。
可愛くはないけれど、自分に色気はあると自覚してそれを武器にしている所がまた愛羽さんらしい。
私から見れば、可愛さと色気が混在した魅力的な女性なんだけれど、愛羽さんはどうしてだか、”可愛い”という言葉に必ず否定を返してくる。
単純に自分は可愛いくないと思っているだけなのか。それとも、過去に何かあってトラウマの一種でもあるのか分からないけれど、いつか、その理由を聞かせてもらえたらいいなと胸の片隅に想いを抱く。
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私としては、この先ずっと一緒に居たいと思うひとだから、愛羽さんの傷や、その傷の理由も知っておきたいのだけれど……。
まず自分の傷も晒せていないのだから、相手のことだけを知りたいだなんて傲慢すぎることは言えない。
聞きたいけれど、聞けない。
だからこそ、否定されると分かっていても、貴女は可愛いのだと何度だって言う。
貴女が好きだと少しでも多く、伝えたいから。
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私の鎖骨を辿る指先の様子から、もう随分と身体に余裕が生まれたのだと知る。
だったら、もう待つ必要はない。
もっと、愛羽さんを愛したい。可愛がりたい。
抜いていた指先を入り口へあてがうと、彼女の表情が快感を予想して蕩ける。
ナカから溢れている愛液を指先で掬い取ってから、蕾へと擦り付けた。
「んっ」
「愛羽さんが指を抜いて欲しいって言ったんだから、今度はどうして欲しいのか、言ってもらわなきゃいけませんよね?」
私の言葉に、形のいい眉がきゅっと寄せられて、快感を待ち構えていた瞳は咎めるように見上げてくる。
快感なら、蕾でこうして与えているのに、そうじゃない、と言わんばかりに軽く爪を立ててくる手が可愛い。
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「欲しいなら、ちゃんと言わないと」
「……いじわる」
蕾を穏やかに撫で回して、じりじりと攻める。愛羽さんからすれば、多分、もどかしい気持ち良さが下腹部に広がっていることだろう。
「これ、入れたら、さっきより気持ちいいですよ?」
存在を主張するように、強めに蕾へ擦り付ける指。
ちゃんと”欲しい”と言えたら、今度は三本、挿れてあげようか。
「ヒクヒクしてるソコに、この指が入っていくところ、想像してみてください」
ゆっくり、ねっとり。蕾を擦る指に集中させすぎないように。かといって、淡い快感は与え続けられるように。
円を描くようにして蕾を撫でつつ、私は愛羽さんに囁く。
「欲しくてだんだん熱くなってきてるソコに、この指が入るんですよ?」
私の言葉にあわせて、想像力が働いてくれるのを狙って、わざと、イヤラシイ言葉を選ぶ。
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「ぐちゅって音が鳴るくらい、濡れてるソコに」
声のトーンを出来るだけ落として囁けば、愛羽さんの口から吐息が零れ始めた。
彼女の豊かな想像力が能力を発揮してくれているようで、愛羽さんは瞳から咎めの光を失くして、恍惚の一歩手前の色を滲ませ始める。
「この指がゆっくり、ゆっくり、入るんですよ?」
蕾を撫でていた指を、出来るだけ緩慢な動きで、入り口の方へ移動させ始める。
下へずれてゆく気配を察したのか、愛羽さんの腰が浮き上がってきて、ナカへ迎え入れようと動く。
でも。
「駄目ですよ」
まだまだ、想像力に働いてもらうんですから。と心の中で付け足して、私は入り口に指をあてがった。
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