※ 隣恋Ⅲ~のたりかな~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ のたりかな 4 ~
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まるでそれが、飴かのように。
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下から、上へ。
何度も、何度も舐めた。
――あぁ……やばい……。
癖になるような感触と、いけない事をしているという背徳感と罪悪感。
それに加えて、起きる気配のない愛羽さんもよくない。
私を止める為の要素が、少なすぎるんだもの。
理性はさっきから、やめなさいと叫んでいるのだけれど、火照った脳みそはそれを聞き入れる気など毛頭ないようだ。
それどころか、ただ舐めるだけだったピンク色の丘を口に含んで、軽く、吸い上げる始末。
「んぅ」
ほら見なさい。と、理性は呆れながら言った。
頭上から、はっきりとした声が、降ってきたから。
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声に驚いて、彼女の胸から口を離す。
ずぱっと卑猥な水音が響いて、さらに焦る。
おそるおそると、胸から顔を離せば、随分と唾液に塗れていて、自分がこんなにも熱心に舐めていたのかと初めて気付かされた。
よく見れば、胸の頂きから唾液がベッドへ向かって肌を伝い始めていて、胸の谷間に忍び込んでいくところだった。
い、いやいやそれどころじゃない。
私は気を取り直すと、さらに胸から顔を離した。ゆっくりと広がってゆく視界に、ついに、愛羽さんの顔を映したとき、私はまじまじと、彼女の顔を見つめてしまった。
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――起きて……ない。
すー、すー、という規則正しい寝息はそのままだし、目も開いていない。
唇だって別に閉じたままだし、眉も切なそうにぎゅっと寄せられてもいない。
平常通りの、寝顔だった。
ひどい肩透かしを食らったようで、私がまじまじと彼女を見つめていても、愛羽さんの寝息も寝姿も変わりはない。
ここまでくると、疲れすぎてもうしばらくは何をされても目を覚まさないのだろうかと、希望的観測が頭を擡げてくる。
「……」
私はちら、ちら、と豊満な胸と、眠る愛羽さんの顔を見比べた。
――起き……ない、よな……?
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いけないのは、この谷間だ。
なんて意味の分からない事を胸中で呟いた私は、唾液が伝い流れた痕を指先でなぞった。
濡れたピンクの丘から始まり、そこからほぼ真っ直ぐな線を描いて、胸の谷間へ。
横向きで転がっていると、谷間がいつもよりもくっきりと出来上がるこの光景は多分、麻薬よりも質が悪い。
誰でも一度はこの谷間に指を挟んでみたいと思うもんだと自分を正当化する台詞を脳内で吐き出しつつ、ぬぷ、と指を挿し込んだ。
――やわらかい……。
唾液のおかげですんなりと挟み込めた人差し指を包む温かさとその柔らかさ。
鷲掴むように揉んだときだって、柔らかいなと思ったけれど、この、胸と胸の膨らみに挟まれるこの感触は、たまらない。柔らかすぎる。絶対マシュマロより柔らかい。
いや例え、柔らかさ計測器で計った結果、マシュマロが勝利したとしても、この人肌の温もりのなんともいえない極楽浄土加減は、マシュマロだって再現できない。
ということは総合的に勝利だ。
なんて訳の分からないことを考えながら、人差し指をぬぷぬぷと抜き差ししてみる。
「……」
この、光景は……。
柔らかな肉の間に、指が吸い込まれてゆくこの光景は……。
まるでこの胸の谷間が……アソコの、ような……。
ごきゅ、と唾を飲み込む。
――濡れて滑りがいいのが……余計……。
秘所に指を突き立てているあの時の光景を彷彿とさせた。
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「……」
――お、おいおい、いいのか。
自分の右手が胸の谷間から人差し指を引き抜いて、ゆっくりと、ある場所へと向かい始めて、思わず、自分自身に呟いた。
半開きの唇の間からは、ふー、ふー、と興奮を多分に含んでいて、熱い息が吹き出されている。それも半ば、どこか他人事のような認識をしている感覚がなんだか不思議だ。
不思議な事は更に続いて、私の右手は掛け布団の中へ侵入すると、迷う事無く彼女の腰の上に手をおいた。そして、素肌の感触を楽しむかのようにするすると下腹へ下りた。
先程、彼女が私の前で紐を結んだ下着の端をくい、と指先が持ち上げて、難なく、その中へと侵入する手。
下着の中はやはり動き難いのか、じりじりと進み始めて、茂みに触れた。
私の手が。
……私の、手、が。
――な! なにやってんだよ!!
口に出さなかった自分を褒めてやりたいくらい、頭の中に怒声が響いた。
愛羽さんが目を覚ましてしまうかも。なんて事も気遣えず、我に還った私は、彼女の下着の中から手を抜いて、横たわるその身体に布団をかけ直し、ベッドから下りた。
振り返って、彼女が目を覚ましていないことだけを確認して部屋の扉を抜け、露天風呂へと続く扉のノブに手をかけた。
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