隣恋Ⅲ~のたりかな~ 2話


※ 隣恋Ⅲ~のたりかな~ は成人向け作品です ※
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※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※


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 ~ のたりかな 2 ~

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 愛羽さんが、可愛い過ぎるのだ。

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 セックスの最中から可愛い可愛いとは思っていたし、常日頃可愛いとも思っている。
 だけどさっきの、欠伸の後の潤んだ瞳は、眠気でとろんとしているし、まるでセックスの最中のようにうるうるしているし、可愛さ百二十点満点でたまらなかった。

 思わず、愛羽さんの肩を押してベッドに組み敷いてしまおうかと、熱い何かが腹の底から込み上げた。
 だけど、彼女は絶頂を迎えたあと、放心状態になるくらいに散々苛めてしまった後だったから……私は諦めて、愛羽さんを寝かしつけることにしたのだ。

 彼女が寝てしまえば、起こすのは忍びないと私の下心も鳴りを潜めるだろうと計画して。

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 そんなところに、先程のおやすみのキスだ。しかも、三回も。たまらない。

 目の前で紐パンの紐を結び直すとか、マジで誘ってんのかなと思うくらいの行動はするくせに、気持ち良さそうにすーすーと寝息を立てる彼女。

 ――ちょっとくらい……いいよな。

 空調が効いているし、寒くはなかろう。
 掛け布団をゆっくりと剥いで、胸元まで露わにする。
 力なく投げ出された両腕の間に見えるのは、横向きに転がっているおかげで余計谷間が存在を主張するけしからん胸。

 彼女が纏っているのは下着一枚だから、ピンクの尖りだって見放題だ。やはり少し、照明が暗くて見辛い部分はあるけれど、若干、間接照明っぽくもなっていて、色気が増すというか。
 私が所々に付けた紅華の存在もあって、匂い立つような婀娜が感じられる。

「……やば……」

 見ているだけで、むらっときて視線を外す。
 鼻からゆっくり息を吐いて、自分を落ち着けようと試みる。

 だけど、目の前には豊満な胸が柔らかそうにその形を歪ませて横たわっているのだ。

 ――これが……手をださずにいられるか。

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 数分を掛けて愛羽さんの片腕を持ち上げて、身体の脇に添わせるように置いた。
 体の下側になっている腕は動かしようがないので、そのままだ。だから半身”気を付け”状態の彼女の胸に、じっくりと視線を注ぐ。

 頭がぼんやりと熱くなってくるくらいには、その胸が欲しい。

 眠っているんだから、起こさないようにしないと可哀想だという気持ちも確かにあるのだが、やはり、彼女の身体を気遣って無理矢理セックスを切り上げたフラストレーションは溜まっている。

 ――ごめんなさい、愛羽さん。

 心の中で土下座して、私は豊満な胸にそっと手をのばした。

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 鷲掴みするように、正面からむにゅりと手を押し当てる。
 やわやわと揉み始めると、そのマシュマロのような感覚に思わず、ごくんと唾をのんだ。

 さっきまでこの人とセックスをしていたのだし、こうして胸も揉んだ。なんなら、このピンクの尖りを口に含んだし、ローターだってあてがった。
 散々、弄り回したのに、相手に意識がなくて、眠っている状態で手をだしている。そのシチュエーションの変化だけで、何故、こんなにも興奮してしまうのか。

 はーっ、はーっと、出来るだけ潜めているものの、口から零れる息が熱い。

 ――い、き……。

 ふと、気付いてしまった自分に後悔が過ぎる。
 だって、気付いてしまったらもう、したくなるのだから。

 むにゅりと揉んでいた胸から手を退けると、ほんのすこしだけ、その突起が立ち上がっていた。

 ――……ここ……舐めたい……。

 気付いてしまったらしたくなるのだから……気付かなければよかった。

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