※ 隣恋Ⅲ~のたり~ は成人向け作品です ※
※ 本章は成人向(R-18)作品です。18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします ※
※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※
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~ のたり 83 ~
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「ん…っ…」
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わたしの舌が雀ちゃんの口内へ入り込むと、少し驚いたように彼女は息を呑んだ。が、すぐにわたしの舌へと熱い肉の塊が寄せられてくる。
「んは……」
自分から舌を挿し込んだくせに、雀ちゃんの舌が絡むと、途端に、力が抜けてしまうこの身体はどうにかならないものか。
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もうどちらのものかも分からない唾液を纏った彼女の舌はひどく熱く、ぬるりと滑る。けれど性急さはなく、絡め合い、擦り合わせて好意と興奮を伝え合うような舌の動き。
いつまででもこうしていたいと思わせるようなキスに、ぞくりと穏やかな快感が背中や項の肌を粟立たせた。
「……動かすよ」
キスの合間に、囁かれた。
一拍の後、わたしの下腹部で、くちゅ、と音がして埋め込まれていた指がゆっくりと外へ向かって動き始めた。
「んっ、んう……っ!」
すぐに重ねられていた唇によって、わたしの嬌声は吸い取られたけれど、それでも零れ落ちるほどの声。
ナカの感覚が馴染むまでじっとしてくれていた指が動き始めると、腰が抜けてしまうのではと思う程に蕩けそうな快感がわたしを襲う。
「んっ……ぅん……ッ」
ローターを押し当てられた時のあのビリビリとした快感ではなくて、もっと穏やかで、しかし奥をぐりゅりと抉るようなその快感が、たまらない。
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今わたしのナカに入っている指は、……たぶん二本。
キャパシティ的には限界が三本のわたしだけど、今日は、もう、この二本で精一杯だと思う。
「ひぁっ、あっ、はぁんっ」
キスを解かれると途端に、ベッドの上にはわたしの嬌声があられもなく広がる。
自分の耳にも届くその声は、恥ずかしい。……恥ずかしいけれど、もう、自制ができないのだ。
ナカからゆっくりと出たり、入ったりする彼女の指がナカの粘膜を擦る度に、蕩けるような痺れの波が襲ってくる。
「は、ンぅ……やっ…あ……ッ」
わたしはその波には逆らえないし、もみくちゃにされるがままなのだ。
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「中……とろっとろ」
溜め息混じりにそう告げる熱っぽい声。
いつの間にか閉じていた瞼を押し開けて、声の主を見上げる。
声同様……いえ、それ以上に熱い瞳を滾らせたその人は、こちらを見下ろして、荒ぶりそうになる息をなんとか堪えるため、ふーっと深く息を吐いた。
それからゆっくりと、清純な空気を体内に取り入れた彼女は、指をほんの少しだけ、内壁に押し付けて、動かし始めた。
「アッ…く、っ…ふ……ぁ……」
自分の腕の中で喘ぐわたしを満足そうに、愛しそうに見つめてくる瞳。その瞳と視線を重ねるだけでわたしは、ナカを動く彼女の指をぎゅっと締め付けてしまう。
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