隣恋Ⅲ~のたり~ 50話


※ 隣恋Ⅲ~のたり~ は成人向け作品です ※
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※ 本章は女性同士の恋愛を描くものです ※


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 ~ のたり 50 ~

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 もにゅ、もにゅ、と持ち上げられるよう揉まれる胸。

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 胸を揉むのが楽しいのか。それとも、揉まれているわたしの反応が楽しいのか。
 執拗なほどに、揉む手を緩めない彼女の首筋へ這わせていた手を、もう少し伸ばして、後頭部へ運ぶ。

 髪の中へ指を挿し込むと、少しだけ湿り気を感じるのは、彼女から立ち昇る熱気だ。

 ――こんな、興奮してるくせに。

 自分にブレーキをかけて、わたしを焦らす事に集中してる。
 胸を揉んでいて、その先端に触れないなんて偶然はある訳ない。意図的にそうしているんだけど、雀ちゃんだって、触れたいという欲求が胸にはたくさん湧いているはず。

 ……はず、よね…………?

 さわっていいよ? と言おうと思った瞬間に湧いた、そんな不安。
 もし、雀ちゃんは別に胸の先っぽとか興味ないとかそんなことを考えていたならどうしよう。それはとっても、勘違い野郎ってやつじゃないの。

「は、んっ……」

 時折漏れる声に、嬉しそうな反応をする雀ちゃんに、わたしは胸の内に広がる不安を問うべく、口を開いた。

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「触り、たい……?」
「え?」

 そんな質問を突然、というか。そもそも、内容にかかわらず質問をされたことに驚いた。そんな反応を見せた雀ちゃんが、わたしから少し顔を離して、見下ろしてくる。

 その不思議そうな顔を見上げて、わたしは、彼女の後頭部から自分の胸へと手を移して、乳房を下から握るみたいにしてその尖りを強調した。
 わたしが掴んだ乳房でない方をもにゅ、もにゅと揉んでいた彼女は、ピクッと一度手を跳ねさせてそのまま固まっている。

「触りたくないから、触ってくれないの……? それとも、焦らしてる……?」

 もういっそ、自分の手で胸の先端を弄りたいくらい、そこはじんじんしているんだけど、さすがに、それは駄目かしらと思う。

 でも、雀ちゃんが触りたくないって言うなら、もう自分で……とそこまで考えが至ったとき、固まっていた彼女が、はぁっと荒い息をついた。

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「愛羽さん……触りたくない訳ないでしょ?」

 こんな真っ赤になってて、まだ触ってもないのに立っちゃって。と、わたしの顔から胸の先端へと視線を移す。
 その視線が熱いくらいに尖りを焦がすけれど、わたしは安堵が先に立って、快感を感じるどころではなかった。

 ――触りたくないわけじゃなかったのね……。よかった。

「アレを使おうかどうしようかって悩んでたんです」
「あれ?」

 あれってなに? 何かあったかしら? と考えるわたしの頭の横で、カチャとプラスチック同士が軽くぶつかる音。
 その瞬間、把握した。
 雀ちゃんの言う「アレ」が、あれなことを。

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 片手に握ったピンクローターを、わたしの視界に入れてくる雀ちゃんは、わたしにキスをして、その間近な距離で囁く。

「ほんとに、いいですか?」

 真剣なまなざしは、本当にわたしの嫌がる事はしたくないんだろうなと分かるし、胸がきゅんとする。

「ちゃんと、我慢しないで言うから、…だから…使って?」

 持ち上げていた胸から手を離して、雀ちゃんの頬に添える。
 この優しさに応えるためにも、無理に我慢したりしない方がいいのだ。

「あと、ね?」
「ん? はい」

 なんですか? と甘く目を細める雀ちゃんに顔を寄せて、唇を啄みながらこそりと告げた。

「触りたくない? とか聞いてごめんね?」

 軽く破顔した彼女からのキスは柔らかくて優しくて、そんな事気にするなと言われているような気分になる。
 あむあむと啄み合う最中に雀ちゃんが囁く。

「私の方こそ、焦らし過ぎてごめんなさい」

 愛羽さんが可愛いくて、やりすぎました。とすまなそうに眉を下げる彼女の方が可愛いんだけどなぁ。
 離れた唇をまた軽く重ねてから、わたしは可愛くはないけど、と前置きをした。

「先っぽ、ね? 多分、敏感になってるから……その、優しくして?」
「できるだけ、善処します」

 一瞬だけ、その言葉に詰まったように見えたのは、気のせいかしら?
 内心首を傾げながら、わたしは雀ちゃんと唇を重ねた。

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