極力控えるよう書いてはいるのですが、ネタバレを含みますので、未読の方はお気を付けください。

定価:本体1200円+税
総評価:★★★☆☆
感情変化・没入感:のんびり読んで、ハッピーエンド
読みやすさ:普通
感想:
今回は盗品騒動。
キャルの父親はすごい人なんだと知らされていた伏線が回収される3冊目。
生前に整理をしておくことは非常に大事、という教訓を得ましたね。
そして今回一際強い印象だったのは、カイドの懐の深さ、大きさ。
オーレリアンとは大違い!(未だにオーレリアン嫌い)
彼は恋人を妄信しているわけではなくて、彼女の人となりや、彼の父の地位などから発掘された本を盗品としてみませんでしたよね。
まだ状況もあまり解っていない段階でも、根底にはキャルの味方だし、キャルにとって大事な物ならば俺も大切にするというスタンスがあって安心できました。
Sランクの強さがあってこその立ち回りだし、これまで積んできた経験が多いからこそできる仕事をこなす彼はイケメンですね。頭もいいし、天国のキャルの父母はウンウンと頷きながら見守っていたことでしょうw
リリーちゃんが初登場で、最初は、おーおーまたやべぇお嬢が出てきたなぁよくあるワガママガールか? と思いきや、めちゃめちゃいい子。有能。ああいう苦労しているお嬢大好きです私。
きつい物言いは自分を守る為、相手に隙を見せない為のシールドなんですよね。よくあるよくある。
でもオーレリアンに惚れるのはお嬢さん見る目が無いな。も少し恋愛経験を積みなさいw
そんなリリーちゃんは、カイドとキャルのいちゃいちゃ(?)を盗み見して、さぞかし心の中でキャーキャー叫びながら、目をかっぴらいて覗き見してたんじゃないかなぁとww
年頃だもんね、仕方ないやねw
この巻にも胸糞悪い大人は登場して、大体そういう自己中のせいで被害を被る人が出てくるんですよね。
でも結局はハッピーエンドでよかったよかった。
カイドはついにキャルと一緒の部屋で寝させてもらえてよかったよかったw
あとサタルさんは格好良すぎな。
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