極力控えるよう書いてはいるのですが、ネタバレを含みますので、未読の方はお気を付けください。

定価:本体1200円+税
総評価:★★★☆☆
感情変化・没入感:戦闘時はちょっとハラハラ。その他はのんびり読んで、ハッピーエンド
読みやすさ:普通
たった14ページ読んだだけで、グラン一行+リズの性格の悪さにゲェェとなった初手。
この悪女に天誅をと願いながら読み進めれば、死にかけのカイド登場。
蟲虫のイメージは、もののけ姫の祟り神のうねうねみたいなもんかなと思った。
あんなん腕の中からずぁぁっと出てきて、それのせいで死にかけてたとなればヘビも嫌いになるよなぁ。
しかしここでとても疑問だったんだけど、カイドはオーレリアンを頼らなかったんだろうか?
オーレリアンくらいならサーチもお手の物じゃないのか?
蟲虫の気配とか分からないものなんだろうか?
でももしかすると、オーレリアンに頼るのが(弱っているのをみせるのが)嫌で頼らなかったのかもしれないな。
こんな小娘がナイフ持ったところで自分を殺せやしないと思ったのか。
それとももうこれは人生詰んだわと思っていたのか。
大して面白くない人生に見切りをつけていたのか。
カイドはナイフ持ってグイグイズイズイ来るキャルを良く拒まなかったなぁとw
イノザサオウに襲われている集落での一件。
キャルの根性、土壇場の行動力。これはカッコイイに尽きる。
あんな見た目しておいて、ちっこくて細っこいくせに、薬師として、冒険者として、人を守れるのはすごいな。
山猿の時には洞察力も発揮されて、キャルは明らかにEランクの実力じゃないと解る。グランは巧いようにやったよな。
この世界にホストクラブみたいなものは存在しないのかな?
あれば、天下とれるくらいの技はもっていただろうにね。
キャルは意外と、身持ちがかたいし、鈍感で、カイドは随分手こずっててニヤニヤしながら読んでしまった。
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